ハイデラバード旅行⑦【RFC編】

久々の更新。

今回の旅の大きな目的のひとつである、ラモジ・フィルム・シティ(以下 RFC)の見学について。

1日かけて一般見学ルートを回ってきたので、写真と共に振り返っていく。

入場までの流れ

入口でチケットを買うとシールが貰えるので、それを服など目につく場所に貼ってから入場する。……が、服に貼ったシールは見学中気づいたら剥がれていたため、結局貰い直してスマホカバーに貼った。貼って剥がせるタイプではないため、剥がしたらボロボロになってしまった。記念にとっておきたいなら何かしら準備が必要だと思われる。

※料金等は事前に支払った旅行代金に含まれていたため、現地で買うときのことはわからずじまいでした。

↑チケット売り場付近

入場できたら、園内バスに乗って中心部へ。チケット売り場からだいぶ距離がある。

荒涼とした山道が広がっていたけれど、それも敷地内。日本でいう特撮でするような爆破シーンとかもこういうところで撮影しているのだろうか。

敷地内にあるもの

世界最大級の映画スタジオと言われるだけあって、とても広い。(1666エーカーあるらしい) だが、一般見学者が入れる場所は当然限られている。ざっくり紹介しよう。

まず、中心となるエリア。入場後に乗ったバスが最初に着くのはここ。

↑この辺りから

↓この赤いバスに乗って見学コースを回る。バーフバリのロケ地や各種セットもこちらから。

↓コースを一周すると戻ってくる。

↑各ショーもこの中心部から歩いて行ける場所で行われている。(詳細は後述)

↑家族連れ向けなのか遊園地もある。レトロな雰囲気。

↑↑アトラクションのうちのひとつ。イッツ・ア・スモールワールドっぽい。

↑蝶を飼育しているエリアとか

↑鳥を飼育してるエリアもある。

↑囀りを聞きながら座って休めるので、ここで動画を撮って残しておくのがおすすめ。

↑日本じゃ滅多にお目にかかれなさそうな色鮮やかな鳥がたくさん。

なお、各ロケ地・セットについては以下の項目で紹介していく。

ショーを複数見ても1日でひととおり見学できた。効率よく回れたおかげだと思うが、自力でそこまで調べられなかったと思うので、旅行会社に任せて正解だったな……としみじみ。

『バーフバリ』セット

園内バスでの見学コースに入っている。

現在残っているのは、『バーフバリ』の撮影に使われたセットを見学用に保存・修復したものらしい。

↑背景は全部セットとして作られてるわけではなく、一部はCGで合成している。映画の豪華な王宮はこうしてできあがっているのだ。

↑デーヴァセーナの檻。中に入れる。

↑バラーの戦車。これも乗れる。

↑お馴染みのセットたち。触ったり乗ったりできる。オタク数人で来てはしゃぐのが正解な気がする……(と言いつつ、ガイドさんが同行してくださっていたため写真もお願いした)

↑『バーフバリ』エリア入口付近にある模型。これも撮影に使ったんだろうなぁ。

↑エリア内にバーフバリレストランもある。見学スケジュールの都合で食事はできず残念だったが、メニューみて実質的コラボカフェじゃん!とテンション上がった。次来ることがあればぜひ利用したい。

↑たぶんここも使われてたよね……?

↑園内で見つけた看板。セット以外にも至る所で王国の名残と偉大さが感じられて良かった。『バーフバリ』が好きな人がインドを観光するなら、行先のひとつに加えとくといいと思う。

ロケ地いろいろ

『RRR』のセットは非公開だが、バスのルート上に撮影で使われた場所がある。それがここ。

↑『RRR』でラーマが釘を撒いた直後のシーン。

バスで通過するだけなので、じっくり見学できるわけではない。降りて写真撮ってきた!ってグループもTwitterで観測しているので、降りてみたいって人は実際に行ってきた方や旅行会社等に相談してみるといいかもしれない。

園内バスはエリアごとにバス停があって、基本的にはそこで乗り降りする。エリアごとに見学を終えたらバス停で次のバスを捕まえて移動……って感じなので、バス停以外で乗り降りするってできるのかな……?プランにもよるのかも。

↑これはマガディーラのロケ地。これもバスで通過するルート。

他に通過する場所だとプシュパのセットを組んで撮影を行ったエリアが見える。

そして、『RRR』のロケ地はもうひとつある。ラーマのエントリーシーンで使われた場所。入場口〜中心部に向かうバスが通り過ぎるルートにある。本来はゆっくり見学できる場所ではないのだが、ホテルに向かうため専用車で移動中にガイドさん達が停めて案内してくれた。これは知らなかった。

↑言われてみれば警察署っぽい……?

その他セット

バスの見学ルートに組み込まれているセットたち。日本のメディアで紹介されていたセットも実際に見てくることができた。

↑日本庭園風のセット。実際の日本庭園はこんなカラフルじゃない笑。そもそもなぜ南インドに日本庭園風のセットが……?

↑これらぜんぶセット。建物の中は入れないけど、ポーチに腰掛けて写真撮ることはできた。近くで見ても意外とハリボテ感ない。ここで実際に大スターも撮影したらしい。

ショーについて

今回、ショーを4つ見てきたので紹介する。実際の映画製作に使われる技術を使用したショーや実演もあるので、ぜひ見て帰ろう。

これも時間がわかりづらかったりするので、現地でふらっと見に行くと1日で回るの難しいかもしれない。

ブラックライトを使ったショー

↑奥の水色の建物の中で行われる。着ぐるみにブラックライトを当てて暗闇の中で浮かび上がらせる。ダイナミックな動きとビビッドな着ぐるみで、映画のあらゆるジャンルを表現・紹介するショー。

映像と音響・背景の合成を実演

観客に協力してもらい、バイクで逃げる役を演じてもらい、そこに背景や音楽を合成しカーチェイスのシーンを作る……という参加型のショー。

↑写真はエンジン音等を作るための道具たち。ミキサーや布などで音を作る。目の前の道具と作りたい映像に必要な音が結びつかなかったため、そこから合成された映像を見て驚いた。

『バーフバリ』の演出を含むダンスショー

インド映画お馴染みの大人数でのダンスがたっぷり見られる。カッタッパとバーフバリの華麗な戦闘を再現した演出もあり、ここでも現地における『バーフバリ』の人気を感じることができた。

スタントの実演

スタントマン数名による西部劇。火薬を使用したガンアクション、ロープを使用した高所からの登場、セット上部からの飛び降り、水を使った演出等が含まれている。

けっこう『バァン💥』という音が響くので、迫力があって面白かった。飛び降りるアクションはたぶん藁の中にクッションがあるのかな?

RFC内のホテル

RFC内ではタラ・コンフォートに宿泊。☆3と聞いてたけどかなり綺麗で快適だった。

↑おそらく2人で泊まる部屋だと思うのだが、一人でのびのび使わせていただいた。

ロビーで迎えを待ってたら、ホテルのスタッフさんに「RFCに来た理由や感想を動画に残してもいいか?」と聞かれた。以前来た日本人映画ファンの動画も見せてくれたのだが、こういうの話すのも動画に撮られるのも苦手なのでお断りさせていただいた。(そもそも英語が得意じゃなく、動画を見せてもらうまでスタッフさんの言いたいことが汲み取れず完全に腰が引けていた……マジで申し訳ない)

もし、ここに泊まる予定の人がいたら、こういうのに協力するかしないか考えておいた方がいいかも。

「行ってみたい」と考えている方へ

公式サイト↓

www.ramojifilmcity.com

当然英語のサイト。チケットやホテルの予約もここからできるらしい。個人手配で行くならここからするのが確実なのかな。

どのチケットでもプロ仕様の撮影機材と(おそらく)商業利用での撮影は禁止っぽいなこれ。そりゃそうだ。

バスのエアコンはないけど、2月はそこまで暑さは気にならなかった。(30℃くらいかな?)ただ、日差しが強く屋外を長時間歩き回ることになるため、日除けはしっかりしていくべし。

RFCは市内の中心部から車で1時間以上かかるため、交通手段の確保も忘れずに。

GoogleTwitterで検索すると、行ってきた日本人のブログや報告も出てくるし、『地球の歩き方』にも載ってるので、どんな場所かは調べやすいと思います。