【映画感想】唐人街探偵 NY MISSION

上映館すっっっっくな!!!!!!!

中国映画だし、配給の都合とかあるんだろうか。東京編も公開延期になった作品の代わりに緊急公開した、みたいな事情があるみたいなので、日本公開があるだけラッキーって感じなんだろうな。
日本公開してくれてありがとう。
今からでも上映館増やしてくれ……。
あわよくば一作目も日本公開お願いします……。

見たい映画に限って近場でやってない。つらい。

なので東京まで行って見てきた。
トリックと犯人のネタバレは無しで。

そうだ、東京MISSIONを見て、今回も見るか迷ってる方へ……。

・おそらく字幕版のみ
・野田は序盤で顔だけ見せて早々に離脱します
・メイン2人+同行者のコスプレはノルマ

字幕でよかったのは、チンフォンが吃音だって設定がよくわかること。
東京編を楽しめた人なら楽しめると思います。
基本的な構成は同じなので。
ただ、ふざけた東京描写みたいなトンチキ感は今回は薄めかな、という気がする。

東京編を見てなくても楽しめる(話の順番的にはNYの方が前)。
ただ、東京が舞台かつ日本人キャストが多くて吹き替えもある東京編の方が、邦画のような感覚で見ることができるかな〜と思う。
邦画にしか馴染みがないよ、って人は若干取っ付きにくいかも。

結論から言うと、面白かった。

今回もしっかり本格ミステリで不気味さやスリルもある。コメディと緊迫したシーンの緩急が良い。

ミステリのオチは二段構えって感じだった。オタクが好きなアレです。

キャラについて語ると、今回輝いてたのは青髪の探偵・KIKO。東京編にもいたあの派手な子。
天才ハッカーでパソコンを取り上げられても身につけている装飾からコンピューターを組み上げて捜査できるとかカッコよすぎないか???

あとチンフォンのことも少しずつわかってきて嬉しかった。クールに見えてけっこうノリが良いというか、捜査のためなら猫もかぶれるのがあざとかわいい。

タンレン、女の好みがわかりやすすぎて笑う。美人が好きなんだろうことはわかるけど、黒髪ロングの艶やかな美女がお好みなのはただの趣味なのか、それとも過去にそのような女性と何かあったのか。
どさくさで女性の尻を触るのはダメだよ。しっかりシバかれてたが。(良くも悪くもタンレンが古き良きおちゃめなおじさんって感じなので、こういうネタがあります。作中でちゃんと否定されていても、こういう描写が苦手な方にはあんまりお勧めできない)

野田昊は序盤で真っ赤なスーツ着て登場してたよ。で、すぐに事件に興味をなくして帰っちゃった。終盤助けに来てくれるのかと思ったけどそんなことはなかった。
あと日中英のトリリンガルって情報、東京でも出てたっけ? 他にも話せる言語あるんだろうか。ハイスペックだな……。

今回の事件は、NYの唐人街のゴッドファーザー的な人物の孫が心臓をえぐり取られて殺された事件に始まる連続殺人。
早々に犯人が判明するが、どうもそいつは濡れ衣で、捜査しつつ各組織から追いかけ回されてる間にどんどん次の殺人が起きてしまう……。
……って感じのあらすじ。
タンレンの知識が役に立った珍しい回……かもしれない。

エンドロールがメイキング映像だった。セットの至る所に黄緑のスクリーンが張ってあって、思った以上にCG使いまくってるのがわかって面白かった。
ハラハラするシーンも、安全に配慮してCGを駆使して撮影してるんだなぁ。

興味のある人は見てほしい。上映館少ないけど……。