ハイデラバード旅行⑥ 【新市街地編】

先日の記事に引き続き、観光地編。今回は新市街地。観光地の他、買い物等街歩きした感想も少し紹介する。最初は記事を分けようとしたが、どう分けたらいいか悩んだ末、ひとつにまとめた。

時系列順ではなく、2日目〜3日目に回った場所をだいたいのエリアや目的ごとに並べてある。

最後に、行ってみようと考えている方に向けて、交通事情やトイレなどの情報も載せておいたので、参考程度にどうぞ。

『RRR』主人公達のモデルになった像

↑コムラム・ビーム像

↑アッルーリ・シータラーマ・ラージュ像

みんな大好き『RRR』の主人公、ビームとラーマのモデルになった活動家の像。これらはタンク・バンドロード沿いにあり、他にも偉人の像が並んでいる。

↑場所はここ。像の情報自体は『地球の歩き方』やwikiにも載っているが、具体的な場所やアクセスまでは情報がない。なのでGoogleマップで場所を特定し、先方に伝えて日程に入れてもらった。

訪れた感じとしては、車で行って近くで降ろしてもらうのがスムーズかな。

なお、史実の彼らについては以下のwikiの他、解説書籍も出ているので訪れる前に目を通しておくことをおすすめする。

参考リンク

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%A0

↑ビーム

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5

↑ラーマ

書籍だと私は『RRRをめぐる対話』を読んでから行った。(字幕監修者の対談を収録したもので、当時の時代背景も含めた解説が読める) 他にも参考書籍はあると思うので自分に合うものを探してみてください。

『マガディーラ』のロケ地

“Prasads Multiplex”という映画館。中には入らず外観だけ撮影させていただいた。

15年以上前の作品のロケ地が、こうして今も面影を残しているのが嬉しい。不思議な感じがするなぁ。

場所はフセイン・サガール湖(ハイデラバードとシカンデラバードの境にある人造ダム湖)の南側のエリア。タンクバンドロードの像とセットで訪れるといい。

地元で人気のビリヤニ店でランチ

ハイデラバードといえばビリヤニ

ここは『マガディーラ』のロケ地になった映画館のほぼ隣にあるビリヤニ店。いくつか市内に店舗がある。

ボリュームがあって美味しい!ソースや付け合せである程度辛さは調節できる。そもそも素の状態でだいぶ辛い。

一緒に頼んだ甘いラッシーも美味しかった。舌がヒリヒリするからと水を飲むと胃に負担がかかるので、中和するためにヨーグルトやラッシー、甘いものを合わせるのは理にかなってるなぁと感じた。

デザートはバニラアイス。日本でよく食べてるものとは少し違う味わいで、ミルク感強めだった気がする。(現地のデザートもメニューにあったし迷ったけど、ホテルで既に食べていたことや冷たいものが食べたかったのでアイスにした)

ちなみにアイス屋自体は街の至る所にある。暑いからよく売れるんだろうな。

寺院に参拝

ビルラー寺院。これもフセイン・サーガル湖の近くにある。1976年に建てられたヒンドゥー教の寺院で、主にヴィシュヌ神やその化身を祀っているらしい。

真っ白な大理石が美しい寺院で、上部からはハイデラバードの街が見下ろせてたいへん眺めが良い。たくさんの人で賑わっており、自分のなかでは異国に関する知識のひとつだったものが、(当然だが)現地では信仰や文化として生活に溶け込んでいるのを感じた。

建築にはヴィシュヌの化身のレリーフが並んでおり、それらにまつわる神話についてガイドさんから解説を聞きながら回った。渡航前にインド神話の入門書を読んでいたこともあり、「ああこれがあの有名な……!」という感動があった。

ここは3日目の朝、チャール・ミナールに向かう前に訪れた(はず)。短期間であちこち回ったのでうろ覚え

外国人だけど普通に入れた。そのへんは日本の寺社巡りに近い感覚なのか、この寺院は異教徒にも開かれてるというだけなのか……。

境内は撮影禁止&土足厳禁。靴下はOKっぽい。スマホやカメラ、履物は入口で預けるか車の中に置いてくるかのどちらか。私は車の中に置いてきた(ドライバーさんが車にいるので置きっぱなしでも大丈夫だった)。入場時にカバンの中身も確認される。

↑これはタンクバンドロード付近を車で移動中、ガイドさんが教えてくれて撮ったもの。奥の白い建物がそれ。

ラクさんとチャランさんがタイアップしてるお店

日本でも話題になっていたので知っている人も多いと思う。どちらも店の外から見ることができる。今回、私は店内には入らなかったけど、「店内にも行ってきたよ!」って報告も見かける。

↑タラクさんの巨大パネルが置いてあるマクドナルド。メトロ沿いの大通りにある店舗で撮影。『マガディーラ』のロケ地になった映画館とパラダイスの間にも店舗があり、そこにもパネルがあった。

↑チャランさんがCMに出てた服屋さん。ホテルに戻る途中、新市街の大通りで撮影。こちらも市内でいくつか店舗を見かけた。

インドでインド映画を観てきた

現地で映画も観てきた。元々映画館巡りが好きなオタクなので、外国の映画館というだけでテンションが上がる。新市街の方にあるシネコンで、館内はとても綺麗だった。

チケットの購入は旅行会社とガイドさんに任せたため、現地で観たいという人の参考になりそうなことが言えない。ただ、コンセッション(売店)の利用に関しては日本とあんまりシステム変わらない気がする。

感想や映画館内の様子は長くなりそうなので別の記事で語る。

映画と映画人の街

ハイデラバードは映画の撮影・制作が盛んなので、編集に使うスタジオやオフィスも集中している。

↑ホテルからゴールコンダフォートに向かう途中、車窓から撮影。

また、ジュビリー・ヒルズなど、映画スターやセレブの邸宅が集まっているエリアもある。ホテルに帰る途中、ドライバーさんがそちらに車を走らせてくれて、「この道の先に○○さんのお宅がある」などの解説をガイドさんがしてくれた。車を降りての見学や撮影はせず、ただホテルまで回り道するような感じで通っただけでも、軽井沢のような雰囲気にセレブが住むエリアなんだと感じることができた。

シルパラマンでお買い物

ハイテクシティの辺りに、インド各地の伝統工芸を保存していくために設立された文化村がある。それがシルパラマン。

↑入口。近くにチケット売り場があるので入場料を払って入る。

↑入口付近から通りに向かって撮影。都会。

「ショッピングしたい」というざっくりした希望を伝えたところ、日程に入れてくれたのがここ。

工芸品の販売も行われていて、衣類やアクセサリー等日本に帰ってからも使えそうな雑貨も多数。

私はここでストールを買った。日差しが強いのでストールは必須だし、現地調達したい……と思ってたのでちょうどよかった。日本に帰ってからも使えるし。

お店は英語が普通に通じたし、クレジットカードも使える。素材や工程について、写真付きで説明してくれて、それを聞きながら実物に触れて購入を考えることができた。

どれも手触りがよく綺麗なストールだったが、それゆえにそれなりの値段がしたので買うか少し悩んだ。まとめ買いしたら安くしてくれるというので、家族にも分けようと数枚お迎えした。

スーパーはお土産の宝庫

地球の歩き方』のお土産情報やスターが宣伝しているジュースのCMを見て、現地のお菓子やジュースを味わってみたい!と思った。

スーパーは日程に入っていなかったものの、ガイドさんに「他に行きたい場所ある?」と聞かれて追加してもらった。

↑現地のスーパー。市内で何度か看板を見かけたので、いろんなところにあると思われる。

↑チャランさんとアーリヤーさんがCMしているマンゴージュースと、タラクさんがCMしているリンゴジュース。どちらも味が濃くてフルーティー。美味しいから日本でも売ってほしい。

↓チャランさん&アーリヤーさん(単体のCMもある)

https://youtu.be/qYfdhqwy6go?feature=shared

↓タラクさん

https://youtu.be/1YpblCRZwvc?feature=shared

↑日本では売っていないメーカーのビスケットやチョコレートはバラマキ土産にちょうど良さそうだな、と大量に購入。パッケージめっちゃかわいい。

現地のスーパー、とにかく安い。カゴいっぱいにお菓子とジュース買っても500ルピーするかしないかって感じ。現地の家庭で使われているスパイスもここで買える(家族も私も辛いもの得意じゃないから使いこなせないな……と買わなかったけど)。

その他買い物の記録🛍

上記の他、市内での買い物だと、宝石店で真珠のアクセサリーを買ったのが思い出に残っている。

ハイデラバードは真珠の加工・取引が盛んで、街の至るところに宝石店がある。内陸の街なのになぜ真珠?と思ったら、ニザームの王様が真珠を輸入していたのが始まりらしい。(チョウマハラ宮殿でガイドさんが解説してくれた)

現地で服を買ったためアクセサリーも欲しいと思い、ガイドさんの提案&アシストのもと宝石店へ。複数店舗をハシゴして実物と相場を把握してから購入を決めた。

普段宝石など買わないので緊張したし「身の丈に合う買い物なのか……?」と不安もあったけど、貴重な経験ができたと思う。最終的にガイドさんが交渉してくださり6割ほど値切ってもらった  そのときの店員さん達にも、とてもお世話になった。

最後に、ハイデラバードの空港でも大量にお土産を買った。有名なカラチベーカリーのクッキーはここで購入。市内にも店舗はあるけど、今回は立ち寄る機会がなかったので……。

だいたい欲しいものは買えたけど、ALMOND HOUSE に寄るのを忘れたのが心残り。カラチベーカリーの隣にあったのになんで忘れてしまったのか……。ここのミターイーはお土産に良いという評判を目にしていたのに……悔しい。

訪れてみたいと考えている方へ

※個人の主観による感想です。行かれる方は必ずご自身でも調べるか、利用する旅行会社に相談&確認を!

★行きたい場所が多いならしっかり計画を

市内はいろんなものがある。何をしたいか、何を見たいかで日程が変わってくるため、自分の目的に合わせて計画したい。

私は今回、市内観光にあてた日数は2日間。1ヶ所ごとの滞在時間は短めだったが、計画段階で「やりたい」と伝えていたことはひととおり実現できたと思う。ガイドさんの興味深い解説やドライバーさんのスムーズな送迎など、同行してくれたスタッフの尽力も大きかった。プロってすげぇ……。

タクシーやメトロなど公共交通機関を利用するのか、専用車を手配するのかで1日に回れる場所も変わってくるはず。

★交通事情

比較的整備されている新市街地でも、歩きやすいとは言い難い構造。人も車も多いし、横断歩道や信号の類は少ない。一方通行らしき道路も少なくないし、車線の概念もない。「国際免許持ってるから自力で運転していこう」……なんて考えてはいけない。

周囲の車見てると、よくこれで事故起こさねぇな……と思う。(普通に事故も起きてるらしいからヘタに歩かない方がいい)   道路の横断はタイミングが難しいので、同じ方向に行こうとしている地元の人についていくしかなさそう。

街の中心部から離れてRFCに向かう大通りは、よくある郊外の広い道路だな〜って印象。

★外国人は普通に目立つ

市内では日本人どころか外国人らしき人をあまり見かけない。バックパッカーや海外移住経験者など慣れてる人は気にならないかもしれないけど……。

他の方のレポだと「日本人は珍しいので話しかけられたり写真を撮りたいと言われた」という報告をちょくちょく見かけるが、私はとくにそういうことはなかった。こちらからあまり通行人をじろじろ見たりしないよう日頃から意識しているのと、一人旅故にはしゃぐようなこともしてないので、「なんか外国人いるな」くらいで流されてるような気がする。

日本人として、外国人旅行者として、節度を持った行動を心がけたい。私も渡航前に現地の文化を調べておく、現地の方々に敬意を持って接するなど、意識して行動していた。

自分のせいで日本人の印象が悪くなったら嫌なので、現地でのコミュニケーションがいちばん緊張感あったし体力と気力を消費した。私の英語が拙かったばかりに咄嗟に適切な返しが出てこないことが多々あったため、ジェスチャーや翻訳アプリを使い伝える努力をした。

★一人歩きについて

普通に都会なので、海外に慣れている男性なら問題ないんじゃないかな。ただ、交通事情や街のつくりが日本と全然違うので無理な人は無理だろうなって感じ。“おひとりさま”自体が日本ほど当たり前ではない印象。

今回は一人旅だったけれど、観光中はガイドさんが同行していたため単独行動はしてない。現地で単独行動したのは空港・機内とホテルの中くらい。お店や観光地での行動はだいたいガイドさんが話を通してくれていたおかげか、一人旅でも絡まれたりとかはなかった。

外国人女性の一人歩き(or少人数グループ)に関してはかなり目立つ。そもそも外国人が滅多にいない。

大通りを移動してると、現地の女性が一人で歩いてるのをちょくちょく見かけたので、日中の大通りや治安の良いエリア・施設内なら単独行動できなくもなさそう(海外であるということを念頭においた振る舞いを心がけるのは大前提)。そもそも現地の交通・トイレ等の事情があまりよろしくないのでおすすめはできない。

夕方〜夜間の外出はNG。旅行会社からも出国前に注意があったし、これまでに行ったことある人達も口を揃えて言ってる。実際、危ない目にあったという事件も起きてるので心配な人は調べてほしい。私の場合、日が暮れる前(だいたい17時頃)にはホテルに戻っていた。

★物価について

ご飯:今回訪れたお店はどこも日本のフードコートやファミレスと変わらないくらいの感覚。

雑貨:伝統工芸品や宝飾品は相応の値段がする。日本円換算でもたしかにそのくらいするだろうな〜って感じ。

:空港のBIBAでセットアップとクルタを購入。日本のレディースアパレルと変わらないくらいのお値段。道端でも服は売ってるので、そういうものを含めたら正直ピンキリだと思う。

お菓子・ジュース:地元のスーパーで購入。インドの物価の低さを目の当たりにした。マンゴージュース300mlが20ルピー程度。ただ、空港だと日本と変わらない程度まで高くなる(マンゴージュース300mlが100ルピー程度)。

ルームサービス:現地のデザートを頼んだので相場がわからないけど、単純な価格だけなら日本のホテルより安いんじゃないかな。わからん。日本でルームサービスを頼んだことないので……。

★トイレ事情

今回立ち寄った空港やホテル、観光地や商業施設内のトイレはわりときれいだった。だいたい洋式。それでも日本で言う“ある程度清掃が行き届いている公園のトイレ”や“平成の少し古い型のトイレ”って感じ。おそらくインドの中ではかなり綺麗&安心して使える部類に入る。ただ、掃除が行き届いてて綺麗であっても水がちゃんと流れないことがしばしばあった。

インド式(和式に近い形)のトイレはあまり見かけなかったけど、場所によってはこっちが当たり前だと思うので、和式が苦手な人は要注意。

現地の人は備え付けのシャワーでおしりを洗うのが一般的なためか、床や便座が濡れてることが多い。ワイドパンツなど床につきやすい服装の人は用を足す時工夫が必要(私は膝のところまで裾をまくって押さえてた)。便座は座る前に拭けば問題ないと思うけど、それでも気になる人は現地で過ごすの厳しいかも……。

トイレットペーパーに関しては、空港とホテルなら備え付けられている。でも日本ほど使うのが当たり前じゃないから切れてることも多い。持ち歩き用にトイレットペーパーやおしりふきがあるといい。個室か手洗い場の下にゴミ箱があるので、使った紙はそこに捨てとけばOK。

ハンドソープやペーパータオルの備え付けは場所によるけど日本ほど当たり前ではないかな……って印象。ハンドドライヤーは見かけた覚えがない。

個人的にいちばん綺麗で使いやすかったのはホテルの部屋のトイレ。泊まった2ヶ所とも日本と変わらない感覚で使えた。

私は元々古い施設のトイレや仮設トイレ程度なら「ウワッ」と思いつつも普通に使えるタイプの人間なので、そこまでギャップは感じず、“日本とちょっと使い方が違うな”くらいの感覚で済んだ。もちろん、観光地等整備が進んでいる場所を訪れたことと、安全に使えるトイレの近くに来た時「トイレあるけど行っておく?」とガイドさんが声かけしてくれたのが大きいと思う。

★スターのお宅訪問について

自宅の場所を公開していたり、簡単に特定できてしまうスターもいる。観光スポットの如くファンが門の前まで行って写真撮影しているらしく、日本人観光客も訪れた、という話を聞く。そんなオープンで大丈夫なの?と心配になる。 近年はプライベートを守りたいと意思表示している方も増えてきているとか。

私は周辺を車で通過しただけなので見学については詳しくないのだが、もし行ってみたいという人は日程を組む段階で旅行会社やガイドに相談すべきだと思う。他人の家だし、門の前まで行って見学するだけであっても話は通しておくべきじゃないかな。

ちょうどこの記事を書いているとき、この件でとある日本人旅行者がやらかしたらしいので注意喚起のため詳細を貼っておきます。

https://twitter.com/Anjali_Masala/status/1774452831426343295?t=sUtR62xXmnGfUNjmgv0UXg&s=19

スターに会えた、という報告もたしかにある。それは様々な偶然が重なり関係者が尽力したおかげで実現した奇跡みたいなもので、行けば会えるってわけじゃない。

「推しに会いたい」が無茶な要求なのはもちろん、ただ門の前まで行くだけであっても、住人はもちろん警備の方や同行するスタッフを困らせていないか、よく考えるべきだと思う。個人の意見ですが。

 

上記はあくまでも“私が行ってみて感じたこと”であり、訪れる人や場所によって感想は様々だと思います。

現地の事情は常に変わるものなので、行かれる方は必ず最新の情報を調べてください!

ハイデラバード旅行⑤【旧市街地編】

引き続き観光地編。

主に2日目で巡った旧市街地(チャール・ミナール周辺) について書いていく。

チャール・ミナール周辺

街のシンボル的存在で、16世紀にクトゥブ・シャーヒー朝の王様が建てた『4つの尖塔』を意味する建造物。

塔の内部に上がることもできるらしいが、今回は下から見上げるだけで終わった。時間も限られてるし、人も多くて近づけないw

↑“写ルンです”で撮影。外国の街並みと相性が良いので、フィルムカメラはオススメの持ち物。

↑旅するアクスタ。荷物が増えてしまったけど、それでも持ってきてよかった。

歩行者天国みたいになっている。露店もたくさん並んでおり、サングラス屋の客引きとかもあった。バングルが名物だとかでキラキラのバングル屋がいっぱいある。(買っとけばよかった……)

近辺にモスクもある。ヒジャブを被った女性など、ムスリムだとわかる出で立ちの人も多く歩いていた。

旧市街地を歩く

旧市街地はイスラーム文化が色濃く残るエリア。ごちゃっとした街並みを歩いていると、異国に来たという実感がわいてくる。

この辺りまでホテルから車で送迎してもらったのだが、「どこに停めんの?」って感じの道端にサッと停めて安全に乗り降りさせてもらい、プロのドライバーってすげぇ……と感動した。

↑チャール・ミナール付近の環状交差点。環状交差点自体、教習所の資料でしか見たことなかったので「これがそうなのか〜」と新鮮な気持ちになった。

↑チョウマハラ宮殿に向かう途中の道端で撮影。結婚式等フォーマルの場で使う、煌びやかな衣装を扱う店が並んでいた。

本場のチャイとビスケット

「そうだ、インドに行こう」と思ったきっかけのひとつ、「本場のチャイが飲みてぇ〜!」という希望も叶えてきた。

↑チャール・ミナール横のベーカリー。店の前に立ち食いできるスペースがあるので、そこでいただく。

カジュアルな店構え&屋外で立ち食いスタイルなので衛生面とか気になる人は気になるかも。チャイもビスケットもしっかり加熱されてるので、屋台飯とかに比べると食べやすい部類だと思う。

↑左:焼きたてのパン   右:ビスケット&チャイ

焼きたてのパンが本当に美味しい!いくらでも食える。手で掴んで食べるので、ウェットティッシュは必須。

写真のビスケットはオスマニアビスケットといって、チャイと相性抜群のビスケット。チャイに浸していただく。

紅茶とスパイスの香りがしっかり感じられるチャイがまた美味だった。たまに自分もスパイスを煮出して淹れてるけど、やっぱりお店のに比べると薄味だよな〜……と思う。

チョウマハラ宮殿

チャール・ミナールから徒歩で行ける場所にある、ニザーム家の公邸。

入場料は外国人料金200ルピー。カメラを持ち込むと追加で50ルピーかかる。(私の場合は旅行代金込みで払ってたので入口でもたつくことはなかった) それでもカメラは絶対持っていった方がいい。

ちなみに、入口付近で当時の王族のような格好をして写真が撮れる。(別料金。いくらだか忘れた)服の上から布とアクセサリーを付けるだけなので着替えも撮影もスピーディー。写真は見学している間にプリントアウトしてくれる。

イスラム建築と西洋建築の融合がみられる豪華な建物。内装も欧州から取り寄せたものを使用している。

↑豪奢なアンティークも多数展示。ニザーム家の豊かな暮らしぶりが窺える。

↑現在は博物館になっており、歴代の王様の情報や当時の武器、衣服、調度品、愛車等が展示されている。

このエリアに訪れてみようと考えている方へ

※個人の主観による感想です。行かれる方は必ずご自身でも調べるか、利用する旅行会社に相談&確認を!

★アクセス

バックパッカーなら観光の拠点をこのエリアにしても良さそう。ただ、一般的な観光旅行だと治安等の面から泊まるのは新市街の方になるはず。新市街の方からアクセスするなら車を手配しておくとスムーズ。

★物乞いがいる

広場には物乞いが彷徨いてる。腕にひどい傷を負った子ども等、人によってはショックを感じそうなものが普通に視界に入ってくるので注意。地元の人はスルーしていたのでスルーで大丈夫だと思う。(インドの物乞いはそういうビジネスらしく、施しをしても物乞い本人の懐に入らないらしい)

★買い物

お店が豊富なのでお土産を探す人もいるかもしれないが、ガイドさんいわくあまり質が良くない(ものもある)らしい。ざっと見た感じ、服や雑貨はたしかにチープな感じの物が多そう。

★より楽しむために

イスラム文化が濃く残るエリアのため、ある程度ニザーム藩王国関連の歴史を調べてから行くと建築物や展示に対する理解が深まる。ガイドブックやwikiに目を通すだけでも違うと思うのでぜひ。

↑旧市街の街並みはこんな感じ。

ハイデラバード旅行④ 【ゴールコンダ王国関連史跡編】

やっと観光地編。今回から写真中心になっていくかな、と思う。なんせ写真が700枚近くあるので。厳選してもそれなりの枚数になりそう。

今回の記事では、1日目に行った場所のなかでもゴールコンダ王国関連スポットについて紹介する。

ゴールコンダ・フォート

かつて存在した王国の名残り

ここは16〜17世紀頃に栄えたゴールコンダ王国の跡。詳しいことはwiki貼っとくので見てください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%80%E7%8E%8B%E5%9B%BD

だいぶ広い。日差しが強くて暑い中、たくさんの人が訪れていた。

校外学習(らしき)子どもたちも大勢来ていた。

小学校(かな?)の制服がブラウス+ワインレッドのスカートとチェック柄クルタの2種類あってかわいいし過ごしやすそうだな〜と思った。髪型も『RRR』のシータが幼少期にしてたような三つ編みの子が多い。こっちじゃポピュラーなヘアスタイルなのかな。

↑入口付近で撮影。中に入った辺りで、手を叩くとよく響く場所に来た。(もちろん叩いたし他の人達も叩いてた👏)

↑王様に謁見する部屋らしい。

見晴らし最高!

暑いし広いしで上まで登るの大変だけど、見晴らしが良い。日除けと飲み物は必須。

め〜っちゃ都会。そして遠景まで広い。地元にはない景色ってテンション上がる。

下の写真だと高層ビルがある辺りはハイテクシティなので、そこから少し右に行くとジュビリーヒルズって感じかな。旧市街地は手前〜右側寄りかな。

ハイデラバードは新市街地と旧市街地に分かれている。昔から栄えてきた歴史が至る所に残っている一方で、IT産業に力を入れ急速に発展を遂げている……そんな現代のインドを感じられる街だと思う。

映画のロケ地を訪ねる

ここは映画でおなじみのいわゆる“いつもの遺跡”ってやつでもある。というわけでロケ地巡りまとめ。

↑『マガディーラ』ダンスの最後にスカーフ引っ張るシーンはこの辺りだと思う。

https://youtu.be/qTE453yc1rc?si=FwGkF-qIeFFekFCl

改めて見てみたら、本当にいろんな場所がロケに使用されていることがわかった。

『ヤマドンガ』で身代金の受け渡し場所になったところもこの辺じゃないかなと思うんだけどどうだろ。

↑雑誌『SPUR』で杏さんが撮影した場所。⁡ガイドさんが雑誌も見せてくれた。杏さんのYouTubeで企画は知ってたけど、雑誌も素敵な仕上がりだった。

↑『バーフバリ 伝説誕生』カッタッパとアスラムが登場する武器工場もこのへん。

↑この辺もなにかの撮影に使われてそうだけどどうだろ。雰囲気ある。

↑ここも見覚えある。マガディーラかな……?

王たちの廟

⁡ゴールコンダ・フォートの近くにある王達の廟⁡。⁡⁡⁡
広い敷地の中に、⁡⁡クトゥブ・シャーヒー朝の7代の王様や王妃の廟がある。
ゴールコンダ王国はイスラーム王朝なので、⁡お墓もどことなくそんな雰囲気がする。⁡

ガイドさんがいろいろ解説してくれたので、覚えてる範囲で少し紹介する。(不思議なことにこういう解説は翻訳無しでもわりと理解できたけど英語力がないので間違ってるかもしれない)

⁡↑廟の1段目に壁がないのが男性の墓、壁があるのが女性の墓だそう。

⁡↑これは不完全なお墓で、上部のドームがない。これはこれで雰囲気あるな。⁡⁡

⁡↑至る所に4枚目のような水場があり、そこから廟の中まで水を運んで遺体を清めた。⁡水瓶運ぶの大変そう……。

⁡⁡↑これはちょうど保存のために工事している様子を撮ったもの。⁡

見学を終えて

ゴールコンダ・フォートは映画でおなじみのロケ地になっている、ということで絶対に来たかった場所のひとつ。思った以上に広いし、見物客もたくさんいて賑やかだった。

写ルンです”で撮った写真はどれも綺麗に映っていた。晴れた日の屋外なので失敗しにくいし、見学の際は持っていくのがオススメ。フィルムの風合いがよく合うので、味のある写真が簡単に撮れる。

近くにある王たちの廟は『地球の歩き方』でも紹介されていた場所。旅先でその土地の歴史に関係する史跡や展示をふらっと巡るのが好きなので、こういう場所を訪れるのは楽しい。ゴールコンダフォートと併せて見学することで、この地にかつて栄えた王朝の歴史を感じることができた。

 

※また思い出したことや載せたい写真が出てきたら随時追記します。質問やロケ地に関する補足などの情報提供がありましたらお気軽にどうぞ!

 

ハイデラバード旅行③【空港・フライト編】

今回は 利用した空港とフライトについて、思い出も交えて書いていきます。

↑これは帰りの国内線で撮った空。

成田空港

ターミナル2

行きも帰りもこの第2ターミナルを利用した。

早朝の高速バスで成田まで移動。7時半過ぎには到着していたが、11時半の便なのでだいぶ時間が余った。……ので出発フロア(3階)でチェックインを済ませたあとは4階のショッピングエリアを探検していた。

チェックイン・保安検査

とくに問題はなくスムーズにいった。

エア・インディアを利用したけど担当してくれたカウンターの職員は日本人だった。空港の職員さんなのかな?

カウンターでe-チケット控えとパスポート、ビザを提示して航空券を受け取る。(ハイデラバード行きの国内線のチケットも同時に貰いました)

スーツケースを預けて手荷物検査、保安検査も無事済ませた。国際線を利用するのは初めてだったけれど、この辺の手続きの流れについても、旅行会社が事前に旅のしおりとして送ってくれていたため、スムーズにいった。

機内持ち込み手荷物は規定ギリギリサイズのバッグ+お手回り品のショルダーバッグ。大きい方のバッグもまだ余裕があったため重さの規定に引っかかることもなく持ち込めた。(エア・インディアの場合は7kg程度だったかな……?)

ロストバゲージが怖かったので、スーツケースの中は予備の着替えや食糧、機内持ち込みできないものを中心に入れておいた。無くなったら困るものは手荷物の中へ。

ショップ(保安検査前)

4階にあるショッピングエリア。搭乗券がなくても行ける。

スタバで限定のさくらラテを飲んでウロウロしてたら無印良品を発見。小さい店舗だが機内や旅先で使えそうなものが売っている。私はそこでネックピローを買った。

ネックピロー、事前のパッキングでは迷ったものの持っていかない(買わない)判断をしていた。しかし、フライト時間が合計10時間を超えること、荷物にまだ余裕があったこと、店頭で手に取って気に入ったことから購入。機内でリラックスできたので、あってよかった。

4階のショッピングエリアは搭乗券を持っていなくても入れるので、帰りにも少し覗いていった。そのときはお腹が空いていたので4階のセブンイレブンでおにぎりとスムージーを買った。

サイトにもあるとおり、土産物屋やレストランの他に、忘れたものや旅先で必要になりそうなものを買い足せる店もある。

https://www.narita-airport.jp/ja/shop/shop-search/?terminals=T2&category=shop

ショップ(保安検査後)

保安検査後のエリアにあるショッピングエリアは、日本を出国する外国人向けの土産物屋が多い。

お菓子や和雑貨の他、アニメグッズの品揃えが良かった。フィギュアの品揃えが特に良すぎて、ほんとに人気の日本土産なんだな……と実感した。あと、ご当地ルルルン(フェイスマスク)が国内あらゆる地域のが揃ってて、買ってっちゃおっかな……と揺らいだ。(買わなかった)

あと、マツキヨがあった(気がする)ので念の為立ち寄っておくといいと思う。

↑こういうのつい撮っちゃう。

デリー空港

入国審査

プリントアウトしたe-VISAとパスポートを持ってe-VISA取得者用のカウンターに並ぶ。

同じ便だったと思われる日本人もたくさん並んでいた。

機内で渡される入国カードをちゃんと記入してないと並び直しになる。(それで並び直しになっていた人たちがいた) 入国カードは到着フロアから入国審査場に降りるエスカレーターの近くでも手に入る。緊張して何度か書き損じてしまったので助かった。

※到着フロアで「初めてインドに訪れた方はこちらへ」と書かれたパネルを見つけたので行ってみたら、係員さんがパスポートの読取と指紋とってくれて「7番のカウンターへ」って案内してくれたんだけど、e-VISAのカウンターじゃなさそうだったので予定通りe-VISAのカウンターへ並んだ。それで問題なく入国できたけど、指示された通りのカウンターに行ってたらパスポートと指紋の読取が終わってる分スムーズにいったりしたのか……? (普通に入国審査に向かおうとしてたなかで係員に声をかけられたのでテンパってしまって説明ちゃんときけてなかった)

国内線(ハイデラバード行き)

荷物を受け取って国内線フロアに行こうとしたら、すでに係員が私のスーツケース持って「国内線乗り換えだよね?こっち!」ってカウンターまで連れてきてくれた。

到着フロアから入国審査場に降りるエスカレーターを見つけるところで少し迷ってしまったこと、e-VISAカウンターが混んでいたため少し時間がかかってしまったので、荷物を引き取りに来たのが最後の方だったのかもしれない。ハイデラバードまで乗り継ぎする日本人なんて私くらいだろうから、職員もすぐわかったんだろうな。

荷物を受け取って税関を抜けたあたりに両替所があると聞いていたけど上記の流れで立ち寄りそびれてしまった。国際線フロアに戻るべきかしらとエレベーターで右往左往してたら職員さんが乗ってきたので尋ねたら、「国内線フロアにも両替所あるよ」って言ってたので無事両替できた。

両替した金額は現地での飲食代ガイドさん達へのチップお土産代等を事前に計算して決めた。(観光地への入場料は既に旅行会社を通して支払い済み)

数万円を一気に両替したら500ルピー札ばかりで後が大変だった。(高額紙幣のため使えない場所が多すぎる)そのせいで空港内の自販機が使えなくてアワアワしてしまった。

搭乗口の付近にあったBIBAでセットアップを購入。他にもWやファブインディアなどの服屋があったので、着替えを現地調達するのに最適。

↑ハイデラバード行きの飛行機から見えた景色。

国際線(帰りの成田行き)

帰りの搭乗手続きはハイデラバードの空港で全て済ませているため、そのまま保安検査と出国審査を済ませて国際線へ。

国際線の免税店フロアはお店がたくさん!搭乗口の方までお店が続いていた。

めぼしいものはだいたいハイデラバードの空港で買っていたけれど、追加のお菓子を買ってしまった。搭乗口前のカラチベーカリーでカジュカトリを買ったら、ハイデラバードの空港で買った時のショッパーに気づいた店員さんに「ハイデラバードに行った?」って聞かれた。あの不織布のショッパー、ハイデラバード限定だったりするのかな……デリーでは貰ってないし……。

↑出国審査の後にもらった割引券。私は使わなかったけれど、大きな免税店で使えるので最後にお土産をまとめて買うなら忘れず使いたい。

↑23時台の便まで時間があったため、20時くらいにフードコートで夜食を食べた。これはマックのチーズポテトとスプライト。チーズソースがほんのり辛くて、やっぱり日本にないメニューなんだなぁとワクワクした。完食できたけど、後半から胃が疲れ気味だったのによく食べられたなと今更ながら思う。インド、しょっぱいものが食べたいと思って頼んだものだいたい辛い……。

ハイデラバード空港

国内線・到着時

国際線に比べると小型の機体。

深夜(23時過ぎ)の便だったけど、女性もけっこう乗ってた。当然だが日本人どころか外国人らしき人はゼロ。隣のお兄さん達に「何の用事できたの?」的なことをきかれたけど疲れてたのとテンパってたので上手く返せなかった。「観光で来た日本人です。テルグ映画が好きなので」くらいは言えればよかったな……とちょっと後悔。お兄さん達ごめん。(滞在目的は入管とかでも聞かれるだろうから英語で答えられるようにしておいたのに咄嗟に出てこなかった)

隣のお兄さん達(に限らず近くの席に座ってた人たちみんな)夜中なのにすげー元気だった。外の景色を撮ったり自撮りしてはしゃいでたりしてて。棚の荷物を取るとき、お兄さん達の片方(年下っぽい方)がもう片方に「アンナ」って呼びかけてて感動した。外国人の私にとってはスクリーンの中でしか聞かない言葉だけれど、たしかにそれを普段の生活で使っている人達がいるんだなっていう……。

空港の建物から少し離れた場所に着陸したので、バスで移動。シンプルなつくりなので、場内の案内に従ってスーツケースの引き取りへ。荷物がなかなか出てこなかったので不安になったけど無事に受け取れた!そのとき、近くにいたご婦人が受け取った荷物をお連れさんに「ディスコ」って言いながら渡してるところを見た。これも映画でよく聞くセリフなので、聞けて嬉しかったな。テルグ語が話されている街に来たんだー!っていう実感が湧いた。

国内線(帰りのデリー行き)

昼の12時頃にRFC内のホテルを出発し、午後1時〜1時半頃に空港到着。ガイドさん達と別れて搭乗手続きへ。

帰りは成田まで一気に手続きし、チケットを2枚もらった。荷物もデリーでの受け取りは不要だった。

お土産の購入は主にここの保安検査後エリアで済ませた。カラチベーカリーでクッキーを買い、本屋で英語の『IKIGAI』を買い、BIBAで追加のクルタを買った。とにかくクッキーがデカくて重いけど、バラマキ用に沢山買った。

心残りはカラチベーカリーの隣にあったアーモンドハウスに立ち寄らなかったこと。Twitterで見かけていいなと思っていたテルグミターイーはここのお店らしいのだが忘れていた……アホすぎる。

エア・インディア

今回の旅では行き・帰り共にエア・インディアのエコノミークラスを利用した。

行き:成田→デリー→ハイデラバード

帰り:ハイデラバード→デリー→成田

ハイデラバードに行くなら国際線乗り継ぎというルートもあるそうだが、今回は旅行会社にお任せした結果いちばん基本的(であろう)ルートに。

機内の様子

日本発着の便でもインド人が多いなって印象。ハイデラバード発着の便だとほぼインド人。

CAさんとのやりとりは英語。行きの国際線で、反対側の通路にいたCAさんに話しかけられてアワアワしてたら近くの席にいた日本人が助けてくれた。ありがとうございました。

座席は使い込まれている感じがするけれど、国際線のモニターに入っている音楽は比較的最近のものも入っていた。ブラフマーストラやPATHAANの劇中歌も入っていたので、帰りの国際線でそれに気づいてずっとヘビロテしていた。映画も見られるけど今回は観てない。

機内食

だいたいチキンか魚かベジか選べる。私は全部チキンを選択。

↑行きの国際線で食べた機内食。食べやすいカレー。お米と味付けがやはりインドだな〜って感じ。インド入国前から本場のご飯を感じられてテンションアガる。

↑帰りの国内線で食べた機内食。パンと唐揚げ(?)と甘いデザートにヨーグルト和えみたいなやつ。

機内食は他の便・時間帯でも出た。どれも辛いけど美味しかった!

水のペットボトルは小さめなので、辛さを和らげるには一緒に出てくるヨーグルトと甘いものを活用するべきだな……と思った。空港で水を買って持ち込んでもいいけど、水でお腹いっぱいになっちゃうし、油っこいメニューが多いのでもたれやすい。

食べている途中で席を外すと、残っていても回収されちゃうので注意。(そのせいで帰りの朝ごはんを半分くらい食べ損ねた)

まとめ

空港別に分けてて時系列めちゃくちゃなうえ、勢いで書いたので見づらいかもしれない。

これから行く人への情報共有を兼ねてるつもりだけど、基本的には自分用備忘録として書いているので勘弁してほしい。

もし知りたいことがあったら答えられる範囲で答えるので、気軽に声掛けてください!

また思い出したことや気づいたことがあったら追記・整理していきます。

ハイデラバード旅行②【持ち物編】

準備編その2。持ち物について!

持ち物については、旅行会社に送っていただいた持ち物リストの他、ネットや『地球の歩き方』で調べた情報を参考にした。

主に、海外旅行に必須の持ち物と、インド旅行において持っていった方が良いと言われる持ち物やアプリについて、持参した感想を述べていく。

なお、“ハイデラバードに1週間程度、安全&快適な観光目的で滞在した場合”の話です。各々のプランによって必要な物や役立つ物は変わってくるので、あまり参考にならないかも。

↑今回の旅行のため用意したものの一部。

元々所持していたもの以外はだいたいAmazonで取り寄せた。

必須の持ち物について

パスポート・ビザ

初海外なのでどちらも申請した。

パスポートは10年用。念の為、外務省のたびレジも登録しておいた。

ビザは旅行会社の方のアドバイスもあり、5年間有効のe-VISAを申請。

旅行会社に代行を頼むこともできたが、自分でやってみたいと思い自力で申請した。

https://youtu.be/2YN6-ZOPpLE?si=p6MS1Bkrji9-7In_

こちらの動画を参考にして申請したところ、一発で通りました!

ビザの申請は1ヶ月〜2週間前にはした方がいい。

マルチ変換プラグ

↑こんな感じ。複合型のコンセント

インドと日本の電化製品はコンセントの形が違うため、変換プラグがいる。インドで使われているプラグは数種類あるため、全世界対応タイプを持っていったら正解だった。

今回泊まった2箇所のホテルはプラグタイプが異なっており、CタイプとBFタイプを使用した。(インドだと他にBタイプやB3タイプも使われているそうだが、私が今回持っていったプラグは非対応だった)

持っていった電化製品が充電器と海外対応ドライヤーのみだったため、変圧器は持っていかなかった。

充電ケーブル

いつも使っているUSBケーブルとUSBポート付きのプラグを変換プラグに挿して使用。問題なく充電できた。今回私が泊まったホテルはコンセントの横にUSBポートもついていたため、USBケーブルはとても役に立った。

カバン・スーツケース

機内持ち込み用バッグ折りたたみ式ボストンバッグ(50Lぐらい)を使用。機内で使う荷物や預け入れできない荷物の他、ロストバゲージしても困らない程度の着替えや型崩れしたら困るお土産のお菓子等を入れていた。大は小を兼ねるってことで機内持ち込みギリギリの大きめサイズを買ったが、行きも帰りもかなり余裕があったのでもう一回り小さめのサイズでもよかったかもしれない。

キャリーケースは高校の修学旅行で買って以来ずっと使っているものを使い回した。だいたい3〜4泊くらいのサイズ。荷物をできるだけ減らしたうえで大きめの機内持ち込み用バッグを活用したため、お土産も余裕を持って入れることができた。

街歩き用のバッグユニクロのラウンドミニショルダーバッグを使用。財布、スマホ、カメラ、水筒、エコバッグ、モバイルバッテリーでギリギリくらいかな。余裕があるときはそこに防災ポーチも入れていた。ハンカチやティッシュ類はポケットの中へ。

散策中に使わない貴重品(パスポートや海外旅行保険証等)はセキュリティポーチに入れて服の下へ。

SIMカード

海外でインターネットを使う方法はいろいろあるが、私はAmazon海外用のSIMカードを買った。

https://twitter.com/trinity55/status/1083660561328402433?t=Lpdfxu2I2FrAjWEC71Qftg&s=19

こちらのツイートと、そこで紹介されていたブログを参考に同じものを使用。問題なく使えました。余裕をもって6GBにしたけど4GBでもよかったかもしれない。でもおかげで帰りの飛行機の搭乗の待ち時間に躊躇いなくあんスタで遊べたからヨシ!

クレジットカード

絶対に持っていった方がいい。空港以外にもいろいろな場所で使えた。私は普段使ってるクレカ(VISA)で問題なく使えた。

・必ず目の前で処理してもらう

・端末に入力した金額を見せてもらい、間違いがないか、ルピーで請求されているか確認する

まともな店・店員ならそうしてくれるはずなので支払いの時に確認すること。

学生等クレカが作れない人でも、(海外でも使えるかわからないけど)プリペイド式クレカなどもある。とにかく、“クレジットカードとして使えるカード”があると便利。

もちろん、現金で支払う機会も少なくないので十分な額を持つようにしていた。

持っていってよかったもの

セキュリティポーチ

服の下に巻いておける薄いポーチ。

パスポートや保険証などの貴重品を安全に保管しておける。私はSIMカード、スーツケースやホテルの鍵、予備の現金やeチケット控え等万が一の書類のコピーも折りたたんで入れていた。

散策用のバッグが小さめだったこともあり、観光中に使わない貴重品をメインで持ち歩くカバンと別にして身につけられるので管理が楽。

コンパクトなので飛行機の搭乗時など、荷物をできるだけまとめたいときは大きいカバンに入れても邪魔にならなかった。

SIMカードケース

滞在中は海外用SIMを使うのだが、その間に普段使っているSIMカードをなくすのは怖い。というわけでSIMカードケースも用意した。

パスポートにちょうどつけられるので一緒に管理すればなくさない。カードがしまえる部分にSIMピンも付属している。

サンダル

・海外のホテルはスリッパの用意がない

・シャワールームとトイレが一緒なので床が水浸しになる

と聞き、スリッパとしても使えそうな物を百均で購入。外履きを脱いで日本のホテルと同じ感覚でくつろげるため、とても快適になった。

※ちなみに初日〜3日目に泊まったホテルはクローゼットの中に折りたたみスリッパの用意があった。サンダルもその辺で買えると思われるので忘れてもなんとかなりそう。

海外対応ドライヤー

家にあるものは海外非対応のため、ネットで海外対応(〜240V)のものを探して買った。

インスタで見かけたモッズヘアの海外対応ドライヤー。コンパクト&パワフルで使い心地よかった。Amazonでは取り扱いが見当たらなかったのでビックカメラで注文。(届くの早すぎてびっくりした)

海外対応ドライヤーは店舗にあまり置いてなかったので、余裕を持って取り寄せたほうがいい。

シームレスせんの水筒

飲み物は基本的にペットボトルかな……と思っていたのだが、旅行会社からいただいた持ち物リストに水筒とあったので購入。(ホテルの部屋でお湯を沸かすことができた)

普段使っている500mlだと持ち歩くには大きく、洗うのも面倒なため、象印のシームレスせんボトルを購入。350ml、スポドリOK。

ミネラルウォーターで作ったポカリを入れて持ち歩いていた。食器用洗剤を持ってくるの忘れたけどミネラルウォーターで洗って熱湯消毒してなんとかした。

ペットボトルホルダー

数年前にZeppでもらったやつ。

飲料水は基本的にミネラルウォーターだと聞き、念の為持っていったらすごく活躍してくれた。

だいたいバッグか服のベルトループにつけておいた。容量問わずペットボトルをぶら下げられて便利。ボトルを付けないときはラバーキーホルダーくらいのサイズ・厚みなので邪魔にならない。

ウエットティッシュ

インド旅行では必須という意見も多く見かけた。たしかに食事の前後など、使う機会は多かった。

私はエリエールの消毒できるウエットティッシュを2袋持っていき、百均で買ったフタをつけて常にポケットに入れていた。

トイレットペーパー

これもインド旅行では必須。

空港やホテルには紙が備え付けられていることが多いけれど、切れていることもあった。観光地の比較的綺麗なトイレ(日本だと公園のトイレと同等のレベル)になると紙の備え付けはない。

私は芯を抜いて潰したものを1ロール、ジップロックに入れて持っていった。嵩張るのである程度減ったロールを持っていくか、適度な長さに切ったものを使う分だけ小さめの袋に入れて持ち歩くくといい。(私は後者)

基本的に紙は流せず備え付けのゴミ箱に捨てることになるので、デリケートゾーンにも使えるウェットティッシュ等でも問題なさそう。(予備でおしりセレブを持ち歩いてたけど使う機会はなかった。生理中やお腹を下しているようなときはあると便利かもしれない)

洗濯セット

Amazonで買ったアタックの洗濯セット。5Lくらいの丈夫な袋に洗濯物と洗剤を入れてもみ洗いできる。

シャワーのついでに着ているものを洗濯できるので楽。とはいえ脱水がめんどくさいので、観光で疲れてる時に洗濯したくないって人にはオススメしない。でも、着替えが最低限で済むため荷物を減らすことができる。

汗をかくしあちこち歩き回るので毎日洗うのが最善だと思うし洗ってたけど、ズボンは脱水がかなりめんどくさいので毎日洗わなくてもよかったかもしれない。

折りたたみハンガー

百均でかったピンチ付きハンガー。主に靴下や下着などを干していた。

2つ持っていったけど、もうひとつあってもよかったかもしれない。

ハンガー自体はホテルの部屋にもいくつか備え付けがあったので、Tシャツやズボンはそちらを使わせてもらった。

速乾タオル

メガネ拭きみたいな薄いタオル。

フェイスタオルとバスタオルの2サイズがセットになっているものを持参。

主に洗濯物の脱水に使用。挟んで吸わせるだけでいい感じに脱水できる。(さすがに洗濯機で脱水したほどにはならないけど、問題なく干せる程度にはなった)

タオル自体はホテルにも十分な備え付けがあったので、顔や身体を拭く際はそちらを遠慮なく使わせてもらった。

スウェットパンツ

無印良品の乾きやすいスウェットパンツがとてもよかった。

ゆったりしててサラッとした着心地。部屋着はもちろん街歩きにも使える。

ポケットも深めなのでウエットティッシュや小分けにしたトイレットペーパー、写ルンですなどいろいろ入る。

普通のスウェットより乾きやすいけど手洗いは重くなるので大変💦 旅行中に着るなら毎日洗わなくていい気がする。

エアリズムの長袖

黒いものを1枚持っていったら便利だった。黒だと下着感がないので使いやすい。

1日目と最終日(日本国内の移動がある日)はヒートテックの代わりに長袖シャツの下に着用。ヒートテックほど暖かいわけではないけれど、やっぱり体温調節しやすいというか、安心感がある。

現地では半袖Tシャツの下に着て日焼け&露出防止&吸汗に役立てた。

トラベルウォレット

普段使っている財布は厚みがあって嵩張るのと、財布らしい見た目だと防犯的によくないかなという理由で無印良品のトラベルウォレットを購入。

薄手でカバンの中でも場所を取らず使いやすい。お札とクレジットカードの明細を分けて入れられるので、小額紙幣が多くクレカを使う機会もわりとあるインド旅行においても使い勝手が良かった。

たためるエコバッグ

普段使っているものはサイズが小さく畳みづらいので、新しいものを購入。

無印のさっとたためるマイバッグのLサイズ。(シュパットのOEMと思われるやつ)

散策用バッグが小さめだったので、大きめのエコバッグは必須といってよかった。とくに、現地のスーパーでお菓子やジュースなどのお土産を買い漁ったときはあってよかったと思った。

写ルンです

味のある写真が撮れるので国内旅行でも使いたいと思いつつ毎回持っていくのを忘れていたので、今回はちゃんと持っていけてよかった。

↑なにげない風景でも味のある写真になる

外国の街を写ルンですで撮影するのが憧れだったので、持っていってよかった。

今回は27枚撮りを2個持っていった。枚数は迷ったが、

・主に観光するのは3日間

スマホでの撮影がメイン

・室内や暗い場所では綺麗に映らない

・現像にお金がかかる

以上の理由から、少なめの枚数で配分を考えて使うことにした。結論から言うと、1〜2枚ほど余らせてしまった。

カメラ取り出すのにもたついたり、そもそもカメラの存在を忘れていたり……結局スマホのみで撮影した場所がけっこうあったので、ちゃんと使うようにしてたら全然足りなかったと思う。

失敗した写真も何枚かあったので、もう1個くらい持っていって遠慮なく撮ってもよかったかもしれない。

※帰ってきてから確認したところ、スマホの写真は700枚近くあった。

機内持ち込みにすれば飛行機移動も問題ないし、最近はネットで申し込んでカメラを送ると格安で現像してくれる業者もあるので、写真にこだわりない人も1個持っていくと楽しいと思う。

素人目から見ても、フィルムで撮った写真の質感は独特で味があって特別感がでる。おすすめ。

ジッパー付きの袋

旅の必需品ともいわれるジップロック。私は家にあったカインズのダブルジッパーバッグを使用。

サンダルや着替えを入れたり、細々したものを分けたり。お土産の仕分けや汚れたものを入れたりと、役立つシーンは多かった。嵩張るものでもないので多めに持っていくべし。

粉末ポカリ

インド旅行で役立ったものとして度々挙がるポカリの粉。

・体調を崩した時に役に立つ

経口補水液の代わりに使える

熱中症対策になる

・この手の飲料でポカリほど飲みやすいものはインドに売ってない

・お守り代わりに必ず持っていく

という意見を多く見かけ、予備も含め3袋持参。

水筒がスポドリ対応だったため、毎朝ミネラルウォーターでポカリを作って入れていた。こまめに飲んでいたおかげか、慣れない環境下だと体調を崩しやすい私でも熱中症にならずに済んだ。

体調不良を考慮して多めに持っていったが、実際に使ったのは1袋のみ。(たしか)1袋で1L作れるが、手持ちの水筒は350mlのため、1回につきざっくり1/3袋を使用。残りは普段使っているルピシアの茶パッチで留めて翌日以降に使っていた。

ビオフェルミン

これもインド旅行で役立ったアイテムとしてよく言われる整腸剤。

ちょうど使いきる計算でひと瓶持っていったけど、スケジュールの都合でご飯の時間がズレたり体調(というか疲れ)の都合で夕食や朝食を抜いてしまったこともあったため、そんなに使わなかった。

それでもがっつりご飯を食べた時は必ず飲むようにしていたので、なんとか帰国するまでお腹を壊さずに済んだ。(旅の後半から胃がもたれてきて食欲が減ってしまったり少しお腹がゆるくなることはあったものの、想像してたような下痢や体調不良は起きなかったの意)

現地ではスパイス料理と一緒に出されたヨーグルトやラッシーも積極的に摂るようにしていたため、それも功を奏したかもしれない。(なのでビオフェルミンのおかげとは言いきれない)

お腹の不調を予防するアイテムとしておまじない感覚で持っていくと心強いと思う。

ネックピロー

荷物になるしいらんだろ……と思ってたけど、行きの成田空港内にある無印良品にて購入。ミントっぽい水色に惹かれたのと、触り心地が良かったのが決め手。

時差と気流の影響で(行きのフライトはとくに)乗っている時間が長かったため、本当にあってよかった。首の安定感が全然違う。(機内食を食べる時とお手洗いに席を立つ時以外は)起きている間もずーっと付けていた。

WhatsApp

現地の人との連絡用に使えると聞き、出発前に日本の電話番号で登録&インストール。

私はガイドさんと連絡を取るために使用した。

・海外SIMを使う関係で滞在中は日本の電話番号が使えないため代わりの連絡手段になる

・翻訳アプリを使用する際にわざわざスマホ画面を見せなくて済む

というメリットもあった。

LINEとほぼ同じ感覚で使える。Metaが提供してるアプリなので他の国へ旅行するときにも使えるはず。

出発前の時点で使う予定がなくても、入れておけば現地で連絡先の提示を求められたときにスムーズだと思う。

Google翻訳

あってよかったというか、個人的にはほぼ必須。

普段英語なんて使わないせいか、簡単なフレーズすらパッと出てこない。大まかな内容は聞き取れるし、買い物や旅先で使うフレーズは頭に入ってるから大丈夫……と思っていたけれど、全然ダメだった。

なので翻訳には大変お世話になった。

Googleマップ

車で移動していたので、“今、どの辺りを走っているのか”よく確認していた。出発前に調べた内容と車窓から見える景色を照らし合わせながら移動時間も楽しめた。

※帰国してから知ったんだけど、乗車中にGPSを起動してマップを見ながら移動ルートを把握するのはタクシーのぼったくりに気づきやすく良いらしい。メーター式が多い日本のタクシーはわざと同じ場所を回ったり遠回りして運賃をかさ増しするドライバーがいるからだそう。

今回のインド旅行では専用車を手配しての移動だったため、現地のタクシーは使っておらず、インドのタクシーでもこれが有効かはわからないけど。

あまり使わなかったもの

洗濯ロープ

タオルやTシャツなど大きいものを干すのに便利かと思って持っていったけれど、ホテルに備え付けのハンガーだけで事足りた。

ダイヤル式ロック

列車で長時間移動するならあった方がいいらしい。私は専用車で移動していたので、荷物を盗られないようにする用途ではあまり使わなかった。

ただ、ホテルの部屋に荷物を置いていくときは念の為これで鍵をかけていた。

かゆみ止め

車移動&比較的綺麗な都市部の観光地を回っていたためか、全く刺されなかった。

でも普通に屋外で動き回ってたからいつ刺されてもおかしくない状況ではあったと思う。

常備薬と同じで、出番がなければそれでヨシ!

日本からもってきた食品類

イギリスに短期留学した経験のある友人から、

「海外にいると日本の味が恋しくなるから日本のお菓子やインスタント食品があるといい」

とアドバイスをもらい、防災用のおにぎりやお菓子を持っていった。

お菓子は行き帰りの機内で食べたけれど、防災用のおにぎりは出番がなかった。

・滞在中に食べた物がどれも美味しかった

・ここでしか食べられないものを積極的に食べたいと思っていた

・インドの食事は辛くて油っこいため胃に負担がかかり旅の後半は食べられる量が減っていた

・(和食も好きだけど)もともと洋食など味の濃いものが好き

……などの理由から、滞在中に日本の味が恋しくなる瞬間はほとんどなかった。むしろ後半で胃がバテてしまい美味しかったご飯を残してしまったことが心残りなくらい。

帰国して胃が回復してきた頃にようやく日本のラーメンやパスタが食べたくなった感じかな。

もっと滞在期間が長かったら日本食を味わいたくなることもあったかもしれない。

モバイルバッテリー

新しく購入した、スマホに直挿しできるタイプと、予備として元々使っていた大容量タイプを持参。

必須だと思うが出番はほとんどなかった。

・機種変から1年未満でバッテリーのもちが良い

・外出時間が6〜7時間程度だった

だいたい朝9時〜10時くらいに出発し、暗くなる前にホテルに帰るスケジュールだったため、充電器が必要になるほど消耗しなかった。

アイマス

帰りは機内泊だったため、百均で買ったものを一応持っていったが、音楽を聴いてリラックスしている間に着いていたので使わなかった。

もともと明るいところでも眠ければ寝られるタイプなので本当に出番がない。

機内食が出る時間以外はだいたい消灯してて薄暗かったので、眩しくて眠れない!ってことはなかったかな。

隣の人が映画を見ていたり読書灯をつけているのが気になる人や、昼間のフライトで寝る人は必要かも。

マスク

空気が悪いのと、コロナ等の病気予防のため必須だと言われているのであった方がいいとは思う。

元々外出時はマスクするようにしていたので滞在日数より多めに持っていったけれと、そんなにいらなかった。

屋外は30℃あったし日差しが強くて暑いため、マスクは外して過ごしていた。現地の人もあんまりマスクしてなかったような気がする。

移動は基本的に専用車だったし、今回訪れた観光地や施設は比較的きれいなところが多かったので、空気の悪さはあまり気にならなかった。

常にマスクしていたのは初日の移動くらいかな? 機内は乾燥するからするようにしていたけど、ちょくちょく機内食やお菓子を食べてたので外してる時間が多かった。

全くいらないわけではないけど、枚数は日数分で十分だったな。

Uberのアプリ

インドでも使えるらしい。海外旅行のときは入れておくといいって聞いたけど、今回は専用車を手配したので必要なかった。

MAPS.ME(オフラインで使える地図)

海外SIMや国際ローミングで上手く繋がらなかったときのためにインストール。普通にGoogleマップが使えたのでこちらは出番なし。

持っていかなくてもなんとかなりそうだったもの

シャンプー類

慣れないものを使って荒れたら嫌なので、普段使っているものを小分けにして持参した。

ホテルにも備え付けがあったので忘れてもなんとかなる。ただ、中身が減ってることもあったので、あまりアテにしてはいけない。

現地のスーパーやドラッグストアでも売ってるはずだし、ハイデラバードは都会なのでお店はそこらじゅうにあるから、現地調達派も問題ないかなって印象。

予備の着替え

初日に着ていたものと部屋着を兼ねているものを含めて3日分(下着は念の為4日分)の着替えを持参したけど、その日着るぶんと洗い替え1セットがあれば十分だった。

着替えの量はかなり減らしたんだけど、空港で服を買ってそれを着る日もあったので、洗濯が追いつかなかったときの予備は持ってこなくても大丈夫そうだった。

着替えの現地調達、オススメです。現地の気候に合ってて快適だし、日本にないデザインの服が多くて自分用のお土産にもなる。私は空港で買ったけれど、街中にもたくさんお店はある。

歯磨きセット(コップ含む)

歯磨きセットは持参したものを使用。ただ、歯ブラシはアメニティで置いてあったような気がする。(使わなかったのでうろ覚え)

折りたたみコップも念の為持っていったが、ホテルの洗面台にコップが置いてあったので出番なし。

歯ブラシならその辺で普通に売ってるだろうから忘れてもなんとかなりそう。

目覚まし時計

持ち物リストに入っていたものの、スマホのアラームで十分だった。

まとめ

ホテルに備え付けてあったものやアメニティ関連は、ホテルのグレードで変わってくると思うので、心配だったら一通り用意していくと良いと思う。ちなみに、私が今回泊まったのは星4と星3の安全&清潔なホテルでした。

ハイデラバードは都会なので大抵のものは現地で調達できそうだな〜って印象だったけど、日本とは使い心地が違うだろうから、旅慣れてる人以外は最終手段くらいに思った方がいい。

ざっと書き出してみただけなので、また気づいたことがあれば追記します。

ハイデラバード旅行 ①【計画・手配編】

そうだ、インドに行こう。

……というわけで、2024年2月中旬にインド南部の都市、ハイデラバードへ旅行してきた。

まだまだ日本での知名度は低く、旅行者や在住者は少ない街なので「どこ?」って思う人もいるかもしれないけれど、インド映画ファンはご存知の方も多いはず。この街には『バーフバリ』等さまざまな映画の撮影が行われた広大なスタジオがあり、市内もよくロケ地になっているからだ。

この記事では、私がハイデラバードに旅行した理由と計画・手配の流れについて書いていく。

自分用の備忘録ですが、ハイデラバードへの旅行を考えている方の参考になれば幸いです。

旅行先にインドを選んだ理由

ちょうどどこかに旅行したいと考えていたタイミングでインド映画にハマってインドの文化やロケ地等について調べるようになり、行先にインドのハイデラバードを選んだ。

だがインドは広いし主なロケ地があるハイデラバードは日本人旅行者にはマイナーで情報がない。そもそも私は海外に行ったことがない。個人で行くにはハードルが高すぎる。このまま「行ってみたい」という気持ちで終わるかと思われた……はずだった。

旅行会社に相談してみた

実はハイデラバード旅行だと映画ファン向けのツアーが存在する。通称“王国ツアー”。

『バーフバリ』が流行った頃からあるらしいのだが、コロナ禍で長い間催行できずにいたらしい。2023年の夏頃にやっと募集がかかったのだが、渡航時期や団体行動が苦手等の問題で悩んでいるうちにあっという間に定員に達していた。

次のツアー時期は未定。1年後、2年後にまとまった休みが取れる職にありつけている自信もなかったため、なんとか個人で行けないかと考え始めた。そんなとき、王国ツアーを主催している方の投稿が目に入った。

https://twitter.com/Anjali_Masala/status/1695813512591978582?t=7rnJ_DPK7WFGLcrUL-t3Iw&s=19

この投稿を拝見し、以下の理由からGNHトラベルさんに相談してみることにした。

・7回の催行実績がある王国ツアーの手配をしている会社である

・ハイデラバードへの旅行はネットや『地球の歩き方』ですら情報が少ないため、詳しいスタッフが確実にいるところにお願いしたい

・映画好き向けツアーの手配をしてるところならオタクのやりたいことも伝えやすそう

個人かつ初海外ということでダメもとで相談したところ、安全に楽しく行ってこれるよう万全を期してくださっただけでなく、オタクの考えてることも十分すぎるくらい汲み取って手配してくれた。こちらにお願いして正解でした。ありがとうございます。

手配をお願いするまでの流れ

GNHトラベルさんとのやり取りは主にメールで行った。(書類のやり取りは郵送)

最初に送ったメールでは、以下のような希望と内容を伝えた。

行先

滞在期間

渡航時期

人数:女1人でも大丈夫かという点も含め相談

旅の目的:主にロケ地巡り、ショッピング、食べ歩き、街歩きがしたい旨を伝えた

予算

出発地

その他相談したいこと:ガイドをつけるかどうか(またその費用)、日数を伸ばして他の都市にも行くかどうか迷っていること等

ある程度やりたいことは見えていたものの、調べてもわからないことや迷っていることも多かったため、何度もやり取りを重ねてプランを立てていただいた。

以下、相談内容と実際に手配した内容と感想。

行先・日数について

ハイデラバードに1週間程度、という希望とだいたいの予算を伝え6日間のプランを組んでもらった。

日数を伸ばして他の都市にも行くか悩んでいることも伝えて相談を重ね、今回はハイデラバードのみに1週間程度滞在するという結論に至った。

移動含めて6日間、少し短いかな? と思ったけれど、ちょうど疲れが溜まってくる頃に出国できたので体力的に正解でした。

ホテルや航空券について

アンジャリさんや経験者のツイートを参考に、お金をかけられるところはかけるつもりでいた。

しかし、一人旅故に安全性を取りたい気持ちと割高になるぶん安く済ませたい気持ちもあったため、その旨を伝えて相談。

航空券はエア・インディアのエコノミークラス。

ホテルは「安全のためこれ以上はグレードを落とさない方が良い」というランクで取っていただいた。(2ヶ所とも綺麗で快適なホテルでした)

↑市内のホテル。ちょっと荷物置いたりでくしゃっとなってる写真しかなかった。ちゃんと広くて綺麗です。

↑ラモジ・フィルム・シティ内のホテル。

実際に滞在した感想は別の記事で書く予定。

ガイドや移動手段について

1人でフラフラしたい気持ちはあったけれど、トラブルに対応できる自信が無いため断念。安全と快適さに課金したほうが良いかもしれない、ということでガイドや専用車をつけるか否かも相談した。

今回、お願いしたガイドさんについて

最初に伝えた予算はガイドなしで想定していたけれど、ガイド・専用車ありで数万円程度の予算オーバーで済みそうなため、検討を重ねた結果お願いすることにした。……というのも、

・ハイデラバードには英語のガイドさんしかいない

・日本語ガイドを希望する場合はデリーから来てもらうことになるため高額になる

英語に不安があるので日本語ガイドかな……と思ったが、そこまでのお金は出せない。ガイドは諦めようかと思ったがさらに詳しく教えていただき、

・英語ガイドは観光客とのコミュニケーションに強いので片言でも意思疎通は可能

スマホの翻訳機能を使って旅している人もいる

・ハイデラバードは地方都市のため現地のガイドさんの方が詳しい

上記の理由で英語のガイドをお願いすることにした。

言語の問題に関しては、Google翻訳でなんとかした。ガイドさんが日本人を案内した経験がある方だったこと(※後述)も幸いしたと思う。

英語得意じゃない(なんとなく言ってることや書いてあることはわかるけど細かい内容が汲み取れない・咄嗟に言いたいことが返せない感じだった)ので、ガイドさんにはかなり負担をかけてしまったな……と思う。

 

英語ガイドをお願いすることに決めた時点では、同行していただくのがモハンさん(王国ツアーのガイドさん)だとは知らなかった。

あらかじめGNHトラベルさんに「ロケ地やRFCの見学がしたい」旨を伝えていたため、映画ファンの日本人をガイドした経験のある方にお願いしてくれたのかな、と思います。ありがたすぎる。

オタクの間で有名なガイドさんのためお名前を聞いたことはあったけど、実際に案内していただきその凄さを感じた。オタクの考えてること、やりたいことをしっかり汲み取ってくれる。俳優さんの看板や街中のロケ地等もしっかり回ることができた。

↑こういう写真を撮りたいという希望も察してくださった。

ちなみに、モハンさんを指名して個人で旅行された方もいるらしく、モハンさんご本人からも指名した理由を訊かれたけれど、私の場合はGNHトラベルさんにお任せした結果同行していただくことになった……という経緯だったので指名したわけではない。でも、日本人の間で評判が良いガイドさんがついてくれることになったというのはとても心強かった。

必ず同行してくれるとは限らないと思いますが、もしモハンさんのガイドを希望される方はGNHトラベルさんかアンジャリさんに相談してみるのが良いかな……と思います。

専用車について

専用車もお願いして本当によかった。

道路事情が日本と全く違うので、全部車で移動するのはとても楽だった。

↑移動中に撮った道路の様子。どこもこんな感じ。

ちなみに、ドライバーさんは基本的に現地語でコミュニケーションするため、ガイドさんとセットで手配することになる。つまり専用車だけの手配は基本的にできないそうだ。

なので、今回はガイド・ドライバー共に、初日と5日目の空港への送迎と2日目〜4日目の観光に同行してもらった。

【4/4 追記】ガイド・ドライバーへのチップについて

日本から旅行会社を通じて手配をお願いしたため、出発前に相場はきいていた。現地のお金のみなのか、米ドルや円でもいいのかは人によると思うのでそこも要確認。(現地通貨だけだと思ってたら、米ドルや円でも大丈夫だと説明があり驚いた)

初日と最終日の送迎+日中の観光3日間ということで、(具体的な金額は伏せるが)まとまったお金が必要だったので、小さめのジップロックに入れ、最終日にまとめて渡した。

滞在中、チップとして渡すお金はあらかじめ分けて管理しておいたので、最終日に焦らず済んだ。また、インドルピーは国外持ち出し禁止のため、余ったお金はチップで使い切った。

ガイドさんとドライバーさんには大変お世話になったため、相場として聞いていた額から0.5〜1割程度増やして渡したのだが大丈夫かな……旅行中問題も起きなかったため、相場の額を渡してあれば失礼にはならないと思いたい。満足のいくサービスに対して増やす場合の相場がよくわからず、今回は余ったルピー+予備の日本円から帰りのバス代や非常時に使う分に手をつけなくて済む範囲の金額を合わせたらそのくらいの額になった、って感じだった。

チップ文化のある国において、チップはサービス業等貰う機会がある仕事に就いている人にとっては大事な収入源らしい。日本にいると気の利いたサービスは無料(料金内)だと思いがちだが、海外では別途支払うくらいの感覚でいたほうがいい。

【3/14追記】成田空港までの移動について

群馬県内各地から成田空港まで早朝の高速バスが運行していたため、出発の2週間ほど前に予約。

前泊も検討したけれど、飛行機が11:30発の便だったため、当日早朝の移動でも間に合わないかと調べた結果、高速バスにした。結果、早朝の便でも余裕をもって着くことができた。利用するターミナルのチェックインするフロアに降ろしてくれるので空港内で迷子にならず済んだし、楽で良い。

自宅から発着所まで距離があったため、見送りしたいと言っていた母に発着所までの送迎をお願いした。

帰りのバスは当日予約のみだったけれど、問題なく乗れた。

【3/26 追記】保険・予防接種について

事前準備ということでこちらに追記。

海外旅行保険は旅行会社から資料をもらって検討し、出発〜帰国までの日数分加入していった。保険料は1万円しないくらいだったかな。日数の他、保障額でも変わってくるのでしっかり検討した。

私が加入した保険は帰国直後の体調不良も(旅行中が原因だとわかれば)対象になる。旅の後半からお腹の調子を崩しかけていたため保険のお世話になる可能性も頭をよぎったが、帰国後も病院行くほどの体調不良にはならず保険のお世話になることはなかった。

この他にクレカ付帯の保険もついていたものの、そちらに頼るつもりはなかった。

何があるかわからんので、保険は絶対入っておくべし。旅先の体調不良の他、緊急帰国や出国直前のキャンセルにも対応できるプランもある。

 

今回の旅行のために受けた予防接種はとくに無し。インドに行くにあたって接種が推奨されるものといえば肝炎、腸チフス狂犬病あたりかなと思うんだけど、とくに受けてない。(過去に受けた経験もない)

受けなかった理由は、1週間に満たない滞在であること都市部を専用車で回る旅程だったことのふたつ。逆に、長期滞在する場合や、主な移動手段が歩きと現地のタクシーやメトロだった場合、都市部を離れる場合は接種していったと思う。

備えあれば憂いなしなので、心配な人は短期の旅行でも接種していくと良い。ただしお金はかかる。

ちなみに、今回の旅行のためにわざわざ受けた予防接種はないというだけなので、子どもの頃から推奨されているワクチン類はひと通り打ってあるし、新型コロナワクチンも1年以上前に3回程接種済み。

(2024年現在、インド入国にあたってコロナの陰性証明やワクチン接種証明は不要らしい。ただ、入国時にランダムで数%の人を対象に検査を行っているそう)

まとめ

このような経緯で旅行会社を選び、何度もやり取りを重ねたうえで手配をお願いした。

無事に旅行を終えて思うのは、プロを頼って本当に良かったな、ということ。

安全に楽しくスムーズな旅ができるよう全力を尽くしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

これから少しずつ旅の記録も書いていく予定なので、よければお付き合いください。

この記事も追記等がありましたらその都度更新します。

【ライビュ】宝塚版RRR感想

宝塚版RRRこと『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』を見てきたので感想!

いつも通り発言まとめメーカーにひとこと感想を書きなぐってたけど、数が多いし長文になりそうなのでこっちに書いておく。

ちなみに私はRRRの原作勢。宝塚を観るのは初めて🔰(前々から興味はあったんだけどなんとなく手を出せずにいた)

 

原作のチョイスが大正解すぎる

RRRと宝塚の親和性が高すぎてこれはもう原作のチョイスからして優勝だと思ったね。

 宝塚ならではの味付けだと思われる箇所、だいたい「初めて見るけど初めて見た気がしない」でした。インド映画と同じ理論が使われているような気がしてならない。

ビームがデカい虎から登場→ダンスの流れからしてもう優勝だろって思ったね……原作どころかタラクさんの文脈だ……てかヤマドンガの登場シーンっぽかった。

あと他にタラクさんを感じたのは、原作にもあるジェニーとアクタルが社交ダンスするシーン。あのシーン、アクタル(ビーム)は社交ダンスに不慣れな設定だけど演じている方はダンスめちゃウマ……っていう小ネタ(?)がある。宝塚で舞台化したことによりこのシーンも“中の人はダンス上手人”っていう画面外の小ネタまで自然と再現できているという……。

原作にない描写や設定があったり端折った箇所はありつつも、原作のあらゆるところへのリスペクトが感じられてよかった。

「そこ変えたら意味合いが多少変わってこない?」ってシーンが全くなかったわけじゃないけど、舞台としての進行上その方がわかりやすいよねって感じだったな。ネックレスの片割れを渡したのがシータからになってるとか、最後に総督を撃つのがラーマだったりとか。

伝わるかわからんけど、端折り方としてはグレンラガンのTV版→劇場版に近いなって思った。脇役の出番を増やしたり、終盤の展開が微妙に異なってて尺も短くなっているあたりもこう……。

原作にないセリフや展開も初めてRRRに触れる人が理解しやすい改変で、翻訳版というかもうひとつの日本語吹き替え版(?)としても良かった。こういう初見さんに作品の魅力をストレスなく楽しんでもらうための工夫も原作リスペクトのひとつだよなぁと思う。

あと、小道具やセリフ回し、演出等から伝わってくる再現度の高さを見るに絶対本国のスタッフか日本の専門家の監修が入ってるよね、と思いながら見てて、終演後にパンフレットを読んだらその答えが載ってて手ェ叩いて喜んでしまった。

創造神ことラージャマウリ監督の優しさと寛大さが眩しすぎるし、わざわざハイデラバードまで許可を取りに行った脚本・演出スタッフさんの熱意もすごい。

(しかも字幕監修でお馴染みの山田先生が舞台で語りきれなかった原作の世界観・時代背景について、パンフレットで解説してくださっている) 

衣装が全部ステキ!

衣装がRRRからショーまで全部可愛すぎる!布をたっぷり使ってるのに柔らかくて踊りやすそうに見える。

ナートゥで着ていたビームのスーツが豪華なのはたぶん宝塚ならではの主役補正かなと思いつつ、原作でも微妙にラーマのスーツの方が着古した物感があり、ラーマ兄貴がビームのために綺麗なのを見繕った説もあるからそこも拾ってくれてたのかもしれない。

わからん。宝塚特有っぽい演出があまりにも本家の演出と親和性高すぎて……。

キービジュアルやクライマックスでビームが着てた黒い衣装(たぶん原作の中盤以降に着てた戦闘服にあたるやつ)と、神ラーマの衣装が特に好きです。

タカラジェンヌの皆さんがとにかく眩しい

しっかりRRRなんだけど、役者さん一人一人の魅力や得意なことを丁寧に見せてるのが伝わってきた。とにかく華がある。

主演やヒロインはオーラの強さと貫禄からしてレベチ。すごかった。

端役やアンサンブル(っていうのかわからんけど)に至るまで全員顔が良いダンスが上手い歌が上手い。

あと、仕草や身長差で登場人物間の性別や年齢の差をしっかり表現されてて、大人の女性だけで構成された舞台だと感じさせない空気感があった。特にビームとマッリの身長差が完全に大人と子どものそれだった。

他の組のことなんもわからんけど、最後のパッションコールを見てRRRを演じてくれたのが星組で良かったなと思った。

宝塚歌劇に対して 

最後に、ちょっと真面目な話。

RRRが宝塚で舞台化すると聞いた時は嬉しかった。興味はあったけど手が出せていなかった宝塚。ライビュがあるなら見てみるのも良い機会だな、と思った。

ただ、少し前の不祥事が気がかりだったこともあり、楽しく見られるかどうかは不安だった。それは杞憂で大好きなRRRが原作ということもあり始まる頃にはテンションが上がっていた。ありがとうRRR。

外野から見たらあの時の対応は組織としては悪手というか隠蔽体質だなと思ったし、そういう運営に対してライビュやパンフレット程度とはいえお金を落とすことに抵抗がなかったと言ったら嘘になる。

不祥事の内容もショッキングだし、実際に舞台を見て、あんなに清く正しく美しくを体現しているキラキラした人たちが裏では……って考えたら鬱すぎて無理だと思った。あの件で名前が挙がっていた方々を推してた人たちのメンタルが心配すぎる。どうかご自愛ください。

実際に何があったのか外野の私が正しく知る術はないけど、一人の劇団員が死を選んだのは事実なんですよね。そこまで追い詰めた人間がいること、それを隠そうとした組織であることが悲しいけど、亡くなられた方をはじめとする善良な団員・スタッフもたくさんいるんだろうなと思うとその善性を信じたいと思う。

ちなみに今回の公演は問題の組ではなかったので精神的に辛くはなかったというか、↑のようなノイズが鑑賞中に起きることはなかった。

最後に

ジェイクとジェニーが好きな人は絶対見てくれ。

これから東京公演はじまります!千穐楽はライビュもあるからRRRファンは見よう。